コラム
2020/11/12
「チャットレディって源泉徴収されるのかな?」
「源泉徴収されないってことは確定申告が必要?」
チャットレディのお仕事をして稼げるようになると、税金関係のことって気になりますよね。
結論から言うとチャットレディは個人事業主なので源泉徴収はありません。
その代わり専業チャットレディなら年間48万円、副業チャットレディなら年間20万円以上稼いだら自分で確定申告をする必要があります!
この記事で確定申告の流れも詳しく説明するので、参考にしてみてください(⌒∇⌒)
目次
まず源泉徴収とは、年間の所得にかかる税金を会社があらかじめ給料から差し引いて、本人に代わって納税することをいいます。
(自分のお金で払っているので、会社が払ってくれている訳ではないです)
これは事業を行う会社では必ず行わなければならないので、会社員は年末調整だけで済みます。
結論から言うと、チャットレディのお仕事は源泉徴収されません。それは個人事業主として業務委託で働いているからです。
簡単にいうと、ライブチャットサイトや代理店に雇われている訳ではないので、報酬から毎月所得税などを差し引かれることはありません。
通常OLさんやサラリーマンさんは、会社があらかじめ所得税・住民税を差し引いた金額を月々のお給料としてもらっています。
チャットレディは個人事業主なので、報酬から月々所得税が差し引かれることはありません。
その代わりに、一定以上の収入を稼いだ場合、自分自身で納税しなければなりません。
先ほど触れたとおり、チャットレディは一定以上の収入を稼いだ場合、自分で所得税を支払う必要があります。これを確定申告といいます。
(住民税も支払う必要がありますが、この記事では割愛します。)
1年に1回行うもので、例年2月中旬~3月中旬に手続きを行います。(2020年は例外で1ヶ月延長)
確定申告が必要になる一定以上の収入額は、働き方によって違います。
働き方別、確定申告が必要な収入額
確定申告する必要がある金額 | |
---|---|
会社員で副業チャトレ | 年間20万円以上 |
バイトしている主婦や学生 | 年間20万円以上 |
バイトをしていない主婦や学生 | 年間48万円以上 |
個人事業主(専業チャトレ) | 年間48万円以上 |
チャットレディ以外でお給料をもらっている、もらっていないで覚えてもらうと、分かりやすいですね。
扶養されている方は年間48万円以上稼ぐと、扶養控除や配偶者控除から外れてしまうので、そちらも注意してください。
この48万円という金額は、基礎控除額というものです。これは皆にある控除で、所得税などの金額を計算する前に全員がこの金額を引くことができます。
副業チャトレやバイトしている人が20万円と少ないのは、基礎控除とは別に給与控除という控除もあるから、と思ってください。
源泉徴収まとめ
一定の収入を稼いだ場合、自分で確定申告をしなければならないといいましたが、「経費を計上する」ことで、確定申告が不要になる場合があります。
この経費とは、チャットレディで収入を得るために使った費用(出費)のことを指します。
確定申告が必要な所得額とは、チャットレディでの収入から、経費や控除を引いたものを指します。
経費をきちんと計上できれば、先ほど説明した年間所得20万円/48万円以下にすることが可能です(^▽^)
基準になるのは売上(収入)ではなく、必要経費を引いたあとの所得額だということを覚えておいてください。
ではチャットレディのお仕事で経費になるものってなんでしょうか?
ずばり、仕事で使っているものですね。直接的なものから、間接的なものまで、結構色々なものが経費にできます。
以下の表に、確定申告の時に経費に計上できるものをまとめてみました。確定申告書のカテゴリ(勘定科目)別に分けています。
経費になりえるもの
勘定科目 | 例 |
---|---|
通信費 | インターネット代やスマホ代 |
消耗品費 |
|
広告宣伝費 | 美容院代やエステ代を計上 |
減価償却費 | 10万円以上のパソコンやスマホを購入した場合、減価償却として複数年に分けて計上。 |
接待交際費 | チャットレディ同士やスタッフさんとカフェ代や食事代、差し入れ代 |
水道光熱費 | 在宅の場合、ガス代や電気代、水道代(使用している割合分だけ計上) |
地代家賃 | 自宅でもあるので、事務所として使用している割合分だけ計上 |
旅費交通費 | 通勤する電車代やタクシー代 |
新聞図書費 | 本 |
家賃や光熱費などはプライベートでも使っているものなので、仕事として使っている割合分の約30~50%程を計上したほうがいいです。
このように割合分だけを計上することを按分(あんぶん)する、と言います。
ただ経費として提出したものが100%通るとは言い切れません(´;ω;`)税務職員や税理士さんの解釈によっても結構違います。
とはいえ常識的に経費と言える範囲のものは計上してもらえますので、日頃から
「この出費は経費になりそうか?確定申告の時にきちんと説明できるか?」
を考えながら領収書やレシートをとっておいてください(⌒∇⌒)
基本的に、経費を証明するものは領収書ですが、貰い忘れた時や、そもそも領収書がない出費の場合は、領収書の代わりになりえる以下のものを保管しておいてください。
領収書の代わりになりえるもの
あと支払った日付・相手・内容・金額がきちんと明記されていないと、領収書として認められない場合があるので、漏れのないように確認してください!
ここからは、確定申告について解説していきます(⌒∇⌒)確定申告の流れは、簡単にいうと以下のような感じです。
確定申告の流れ
確定申告に必要な書類を表でまとめてみました。
確定申告に必要な書類
収入を証明するもの | 会社勤めの副業チャトレの場合、源泉徴収 |
---|---|
毎月の給与明細書 | |
支払調書 | |
経費を証明するもの | 領収書やレシート、カード明細、通帳 |
控除の対象となるもの | 医療費の領収書や保険料納付証明書、社会保険の控除証明書(11月位に届くもの)など |
副業チャットレディの場合、会社員として勤めている給与の源泉徴収が必要です。
確定申告の方法としては、税務署に直接行って行う方法と、自宅で行う2種類があります。
税務署に行けば色々教えてくれますが、何せ混んでいますし、密になりやすいので、個人的には自宅でネット完結できるe-tax での確定申告がおすすめです。
ややこしいという人は、ホームページより確定申告書をプリントアウトして、書類を郵送するのもいいと思います。
申告書の作成については、国税庁がyoutubeで確定申告の仕方をわかりやすく解説してくれています!
こちらチャンネル登録しておくと便利です↓↓
こちら国税庁ホームページから確定申告書を手に入れて、「e-tax」を利用してネット上で完結する方法です。
e-taxでの申告に必要なもの
マイナンバーカードがない場合はID・パスワード発行という流れになり、税務署で手続きをしなければならないので、時間がかかります。
2020年ではICカードリーダライタがなくても、対応しているスマホ機種であれば代用できるようになりました。
また一部の人のみですが、スマホでの確定申告も可能です。
2020年1月より対象範囲が広くなり、雑所得として副業をする人、つまり副業チャトレさんや他でバイトをしている主婦・学生さんも対象になりました♡
(雑所得とは、継続的ではない単発の収入、お小遣い稼ぎ程度のもの、と考えてください。)
この場合、マイナンバーカードとスマホさえあればOKです!
いずれにせよマイナンバーカードは必要になるので、持っていない方は早めに市区町村で手続きをしてください(⌒∇⌒)
こちらはiPhoneユーザーのための動画です↓↓
こちらはandroidユーザーのための動画です↓↓
スマホでの確定申告の場合、事業所得として働く専業チャットレディさんは対象外になってしまいます(´;ω;`)
専業チャットレディの場合は、PCでのe-taxか、郵送するか、税務署に行っての確定申告のどれかになります。
源泉徴収や確定申告について解説していきました(⌒∇⌒)税金の話は難しいですね・・・
源泉徴収・確定申告まとめ
自宅で確定申告する方法は、専業の人と、副業の人で異なります。
確定申告の方法
色々お話させて頂きましたが、初心者の方や、不安な方は、税理士さんに相談したり、お願いするのもいいと思います(⌒∇⌒)